月からの贈り物

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昨夜の夢の中　私は　その子を　ルナと呼んでいた
お散歩をしてもらえないらしく　私とお散歩に出たら　大喜びではしゃいでいた
体をめいいっぱい動かし　はねるように楽しむ姿に　私は心が痛んだ

ルナ　ルナ　私は　その子を呼ぶ　　ルナ？あなたは　ルナなの？
ルナはお空にいっていなかったのだ　ちゃんと生きている・・・　　なんで私と暮らしていないの？

頭がグルグル廻り始めて　目が覚めた
鮮明に覚えてる　その子は　ルナよりも　一回り大きく　毛の色も濃く　顔は細面だけど多分　男の子

なんでこんな夢をみたのだろう　　考えてみる

数日前　知り合いから聞かされた話がある

その人が管理しているマンションで　ある犬の事が問題になっている　その子は雑種の大型犬
飼い主は　一人暮らしで持病のある人　　お散歩には連れて行かず　ベランダをトイレ代わりに使っている
その臭いと　吠え声　お散歩に連れて行ってもらえないのだから吠えるのは当然なのだけど
周りから苦情がきて　飼い主は　保健所に連れて行ってもいいと言っている
多分　動物好きな知り合いが引き取ることになるであろうと・・・　

夢の中で　お散歩に連れ出した時の　その子の笑顔が忘れられない